電気工事と電気通信工事の違いとは?仕事内容・資格・将来性を徹底解説

皆さんこんにちは。

群馬県太田市を拠点に、電気工事を手掛けております株式会社makidenです。


「電気工事と電気通信工事って名前は似ているけれど、具体的に何が違うんだろう?」そう思うことはありませんか?「自分にはどちらの仕事が向いているのか」「どちらの資格を取るべきか」など、疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。実は、これら二つは法律上の区分だけでなく、扱うエネルギーの種類や現場での具体的な作業内容に明確な違いがあります。


この記事では、電気工事と電気通信工事の違いについて、国土交通省の定義に基づいた分類や必要な資格、そして将来性や働き方の違いまでを分かりやすく解説します。建設業界への就職・転職を検討している方はもちろん、実務上の違いを正しく理解したい方も、ぜひ参考にしてみてください。


■国土交通省による業種の違い



電気に関わる仕事と聞くとどれも同じように感じるかもしれませんが、国土交通省が定める建設業法という法律では、電気工事と電気通信工事は明確に別の業種として分けられています。この二つの大きな違いは、電線の中を何が通っているかという点です。一つは電気そのものを送るためのもの、もう一つは情報を伝えるためのものです。この分類を正しく知ることで、自分が求めている作業や進むべき道の違いが見えてきます。


・建設業法における対象工事

建設業の世界では、仕事の種類が29の業種に細かく分類されています。電気工事業と電気通信工事業は、それぞれ独立した許可が必要な別個のカテゴリーです。例えば、ビルを建てる際に照明を設置する作業と、インターネットの回線を引く作業では、法律上で求められる専門知識や管理のルールが異なります。現場で安全に作業を進めるために、設備の目的ごとに厳しい区分が設けられているのです。


・エネルギーを送る電気工事

電気工事の主な目的は、建物全体に電力を供給することです。これは業界で強電(きょうでん)と呼ばれ、大きなエネルギーを扱うのが特徴です。身近な例では、住宅のコンセント設置や、工場で機械を動かすための高圧受電設備の整備などがこれに当たります。照明を点灯させたり、エアコンを動かしたりするためのインフラを整える仕事であり、私たちの生活に欠かせないエネルギーの通り道を作る役割を担っています。


・情報を送る電気通信工事

電気通信工事は、データや信号といった情報を伝えるための設備を整える仕事です。こちらは弱電(じゃくでん)と呼ばれ、扱う電圧が低いのが特徴です。具体的な内容としては、オフィスへのLANケーブルの敷設、防犯カメラの設置、テレビアンテナや放送設備の構築などが挙げられます。現代社会において、インターネットや電話といったネットワークを安定して使えるようにシステムを繋ぎ込み、情報の伝達をスムーズにするのが主な業務です。


■現場での具体的な作業内容



電気工事と電気通信工事は、どちらもケーブルを扱うため一見似ていますが、現場での作業内容は大きく異なります。電気工事は電気を使えるようにするための設備工事が中心であり、電気通信工事は情報をやり取りできるようにするためのネットワーク構築が主な仕事です。それぞれの分野でどのような機器やシステムを扱うのか、具体的な施工内容を整理してみましょう。


・照明やコンセントの配線工事


電気工事の現場では、建物内に電力を供給するための配線作業がメインとなります。オフィスや工場、店舗において、照明器具を取り付けたり、壁にコンセントを設置したりする作業です。これらは電気工作物と呼ばれ、安全に電気を使えるように、分電盤という電気の分岐点から各部屋へ電線を繋いでいきます。高い電圧を扱うこともあるため、感電事故が起きないよう、電気が外に漏れないようにする処置を徹底する技術が求められます。


・LANや放送設備の設置



電気通信工事の現場では、インターネットや電話、テレビといった通信に関わる機器の設置が主な業務です。ビルやマンションでLANケーブルを張り巡らせたり、防犯カメラやインターホンを取り付けたりする工事がこれに該当します。電気そのものを運ぶというよりは、データや信号を正しく届けるための回路を組むことが目的です。光回線の接続作業やアンテナの調整など、精密な通信システムを正常に機能させるための専門的な知識が必要な作業が多くあります。


・両方の知識を活かす現場

近年の建設業界では、電気工事と電気通信工事の両方の知識が必要な現場が増えています。例えば、工場の自動化システムや、スマートフォンのアプリで家電を操作するIoT住宅などが挙げられます。電力を供給するための配線と、通信を行うためのネットワークを同時に整備しなければならないため、両方の分野を理解している技術者は非常に重宝されます。時代に合わせて設備が進化する中で、仕事の範囲を広げられる点は、この業界で働く大きなメリットです。


■必要な資格と免許のルール



電気の現場では、一つ間違えれば感電や火災といった命に関わる事故に繋がるため、法律によって作業できる人が厳しく制限されています。資格はただの証明書ではなく、知識と技術を持ったプロであることの証です。業種によって必要な国家資格の種類が異なり、会社として工事を請け負うための条件も細かく決められています。


・電気工事士の業務範囲

コンセントの増設や照明の配線といった一般的な作業を行うには、電気工事士という国家資格が絶対に必要です。特に住宅や小規模な店舗などの工事には第二種電気工事士、工場やビルのような大規模な施設には第一種電気工事士という区分があります。この資格がない人が配線を接続することは法律で禁止されており、これを独占業務(その資格を持つ人だけができる仕事)と呼びます。無資格での作業は、建物の安全を脅かす重大な違反行為となるため、常に有資格者による管理が求められ、施工の安全を確保する重要な役割を担っています。


・電気通信工事士の役割

通信の分野では、インターネット回線や電話網を構築するための専門資格が活躍します。代表的なものに、通信回線を繋ぐための工事担任者や、システム全体の管理を行う電気通信主任技術者があります。電気工事士のように配線作業そのものに必須となるケースは少ないものの、公共性の高い情報通信設備を扱う際には、これらの資格を持つ技術者の配置が欠かせません。現代社会に不可欠な高度な通信ネットワークを安定して動かすためには、単なる配線技術だけでなく、ITの専門知識を備えた技術者が中心となって作業を進める必要があります。


・許可不要な軽微な工事の条件

建設業の許可を持っていなくても、例外的に請け負うことができるのが軽微な工事(規模の小さな工事)です。具体的には、一回の工事の請負代金が税込みで500万円未満の案件がこれに該当します。ただし、これはあくまで「会社として建設業の許可証を持つ必要がない」というルール上の話であり、実際に作業する個人の資格が不要という意味ではありません。たとえ少額の工事であっても、電気配線を直接扱う場合には電気工事士の免許が必ず必要になるため、実務においてはその違いを正しく判断することが大切です。


■業界の将来性と働き方



これからこの業界を目指す方にとって、最も気になるのが「将来性」と「働き方」ではないでしょうか。電気も通信も、今の私たちの生活には欠かせないインフラ(社会の基盤となる設備)です。しかし、近年の技術革新によって、求められる技術や現場の環境も少しずつ変化しています。それぞれの業界が今後どのように成長し、どのようなキャリアを築けるのかを詳しく見ていきましょう。


・デジタル化で進む需要の拡大

スマートフォンの普及やAI(人工知能)の活用が進む現代社会において、電気通信工事の需要は爆発的に増えています。例えば、街中の基地局の整備や、家庭での高速な光回線の導入、さらにはあらゆるモノがインターネットに繋がるIoT(アイオーティー)の普及が追い風となっています。新しいビルが建つだけでなく、既存の建物を最新のデジタル環境にアップデートする仕事も多いため、今後も長く活躍できる分野といえるでしょう。


・インフラを守る安定感の差

電気工事は、あらゆる産業の「心臓」を作る仕事であり、圧倒的な安定感があります。建物がある限り電気は必要不可欠であり、新築工事が減ったとしても、老朽化した設備のメンテナンスやLED照明への交換といった改修工事が途切れることはありません。不況の影響を受けにくく、一度技術を身につければ一生の財産となります。社会の基盤を支えているという誇りを持って、長く腰を据えて働けるのがこの仕事の大きな魅力です。


・収入やキャリアパスの比較

どちらの業種も、資格を取得することで着実に年収を上げることができます。未経験から現場の作業を覚え、将来的に電気工事施工管理技士などの上位資格を取得すれば、現場全体の指揮を執る管理職へのステップアップも可能です。電気工事は専門性が高く安定した高収入を狙いやすく、電気通信工事は新しい技術に触れながらスキルを磨けるやりがいがあります。自分の適性や将来の目標に合わせて、最適なキャリアを選ぶことができます。


■まとめ



電気工事と電気通信工事の大きな違いは、電線の中にエネルギー(電力)を通すか、情報(信号)を通すかという点にあります。電気工事は建物のインフラとして電力を供給し、電気通信工事はインターネットや防犯カメラなどのネットワークを構築する役割を担います。


国土交通省の区分でも明確に分けられており、それぞれに必要な資格や専門知識が異なりますが、どちらも現代社会を支えるために欠かせない重要な仕事です。デジタル化が加速する中で、これらの技術への需要はますます高まっています。自分の興味や適性に合った分野を見極め、プロとしての確かな技術を身につけることで、一生モノのキャリアを築いていくことができるでしょう。


■株式会社makidenでは、一緒に成長できる仲間を募集しています!



株式会社makidenは、群馬県を中心に住宅・オフィス・工場・公共施設など民間工事だけでなく、公共工事も含めた幅広い建物の電気設備工事を手がけています。今回の記事でご紹介したように、電気工事の仕事は社会を支える不可欠なインフラであり、一生モノの技術を身につけられるやりがいのある分野です。


当社では、未経験の方も安心してスタートできる教育体制を整えています。入社後は先輩社員と現場で学びながら、第二種・第一種電気工事士などの国家資格取得を全面的にサポート。資格取得支援制度を活用すれば、働きながらスキルアップとキャリアアップが可能です。


さらに、年間休日120日を確保し、完全週休2日制を導入。残業も月平均8時間程度で、プライベートの時間もしっかり確保できます。現場ごとの調整や振替休日制度も整っており、仕事と生活の両立が可能です。安定した事業基盤と社員同士の助け合いの文化があるため、長く安心して働きたい方に最適な環境です。


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