皆さんこんにちは。
群馬県 太田市を拠点に群馬県内中心で電気工事を手掛けております株式会社makidenです。
照明設備工事ってどんな工事で、どんな場面で必要になるのか、そして誰に依頼すれば安心なのか?そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
照明器具の交換やLED化は身近な作業に思えますが、実際には電気工事士の資格が必要になる作業や、安全性に直結する工程も含まれています。
この記事では、照明設備工事の仕事内容から種類、施工の流れ、注意すべきポイント、さらに耐用年数や信頼できる業者選びのコツまでをわかりやすく解説します。
■照明設備工事の仕事内容
照明設備工事は、建物内で快適かつ安全に照明を利用できるようにするための電気工事です。住宅やオフィス、店舗、工場など、さまざまな施設で必要とされる工事であり、照明器具の設置から配線の施工、分電盤との接続まで幅広い作業が含まれます。電気工事士などの資格を持つ技術者が現場で対応し、電力供給の安定や安全性を確保しながら進められる点が特徴です。
・照明器具の設置や配線工事
照明設備工事の中心となるのが、照明器具の設置と配線工事です。天井や壁に器具を取り付けるだけでなく、電源回路やスイッチへの接続も行います。たとえばオフィスビルでは多数の照明を一括で制御できるように配線を工夫し、住宅ではダウンライトやペンダントライトなど空間に合った器具を取り付けます。
・オフィスや店舗での照明工事
オフィスや店舗では、照明は単なる明るさの確保にとどまらず、働く環境の改善や商品を魅力的に見せる役割も果たします。そのため、施工では光の色合いや明るさを調整し、利用目的に適した電気設備を整えることが重要です。
・間接照明工事の特徴
間接照明工事では、光源を天井や壁に隠して柔らかな光を反射させる施工を行います。直接照明と比べて落ち着いた雰囲気を演出でき、店舗や住宅のリビングなどで選ばれる工事です。配線や設置には専門的な知識が必要で、安全な施工のためには有資格者による対応が欠かせません。
■照明設備工事の種類
照明設備工事には、建物の用途や状況に応じた複数の種類があります。新築工事に伴う大規模な電気設備工事から、既存の建物で行うリフォーム工事、省エネ対策を目的としたLED照明への交換など、規模や目的により施工内容は大きく異なります。ここでは代表的な種類を解説します。
・新築で行う照明工事
住宅やビル、工場などの新築では、設計段階から照明設備の計画を行い、配線や分電盤の配置を含めた電気工事を実施します。建物全体の電力供給を考慮しながら照明器具を配置するため、設計と施工の連携が欠かせません。施工管理技士や電気工事士が工事に携わり、照明の明るさや配置を最適化します。
・改修やリフォームでの工事
既存の建物では、照明設備の老朽化や使い勝手の改善を目的とした改修工事が行われます。例えば、オフィスのレイアウト変更に合わせた照明器具の移設や、住宅のリフォームに伴う照明の増設などです。既設の配線を活かすケースも多く、施工時には安全性を確保するための点検や調整が重要となります。
・LED照明への交換工事
省エネ化や電気料金削減を目的に、蛍光灯や白熱灯からLED照明へ交換する工事が増えています。LEDは長寿命で消費電力も少ないため、工場や店舗など大規模施設でも導入が進んでいます。ただし照明器具ごと交換が必要な場合や、安定器を撤去する作業が発生するケースもあるため、電気工事士による適切な施工が求められます。
■照明設備工事の流れ
照明設備工事は、安全で効率的な電力供給を確保するために、段階的に進められます。建物の用途や規模に応じて内容は変わりますが、一般的には「現地調査・設計 → 施工 → 完了検査」という流れで行われます。ここでは代表的な工程を解説します。
・工事前の現地調査と設計
工事を始める前に、建物内の配線ルートや分電盤、既存の照明器具の状態を確認する現地調査を行います。その上で、必要な電力量や照度(明るさの基準)を計算し、施工図面を作成します。例えばオフィスでは作業効率を高める均一な明るさが求められ、住宅では部屋ごとに雰囲気に合った照明計画が立てられます。この設計段階で正確に計画することで、工事の安全性と完成後の満足度が大きく変わります。
・施工から完了検査まで
設計図に基づいて配線の敷設や照明器具の取り付けを行います。施工時には、電圧に応じて低圧・高圧といった安全基準を守りながら電気工事士が作業を進めます。工事が完了した後は、回路やスイッチが正しく接続されているか、漏電や不具合がないかを点検します。完了検査は安全性を確認する重要な工程であり、建物利用者が安心して照明を使用できる状態を確保します。
■照明設備工事で注意すべき点
照明設備工事は、見た目にはシンプルに見えても電気の取り扱いを伴うため、必ず専門的な知識と資格が必要になります。特に配線の接続や分電盤との結線などは、電圧を誤ると感電や火災の原因となる危険性があります。ここでは、工事を依頼する際に知っておきたい注意点を紹介します。
・電気工事士資格が必要な作業
照明器具の設置だけでなく、配線の接続やコンセントへの回路追加といった作業には「電気工事士」の資格が必須です。資格には第一種・第二種があり、扱える電圧や工事の範囲が異なります。例えば、住宅や店舗の低圧回路に関する工事は第二種電気工事士で対応可能ですが、工場やビルの高圧設備に関わる工事は第一種電気工事士の資格が必要です。資格を持つ技術者が対応することで、安全性と施工品質が確保されます。
・無資格工事のリスクと罰則
資格を持たない人が照明設備工事を行うと、感電事故や火災のリスクが高まります。さらに電気工事士法では、無資格での工事を行った場合には罰則が科されると明記されています。たとえ小さな照明器具の交換であっても、配線や分電盤に手を加える作業は法律上「電気工事」に分類されるため、必ず有資格者に依頼することが重要です。違法な工事は建物の安全性を損なうだけでなく、施工後のトラブル対応も受けられない可能性があります。
■照明設備工事の耐用年数
照明設備は一度施工すれば長期間使用できますが、照明器具や配線には寿命があり、耐用年数を意識することが重要です。寿命を超えて使い続けると、光量の低下やちらつき、最悪の場合は火災などのリスクにつながります。照明器具の耐用年数を把握しておくことで、計画的なメンテナンスや交換が可能となり、建物の安全性や快適性を維持できます。
蛍光灯はおおよそ6,000〜12,000時間の点灯で寿命を迎えるとされ、白熱灯はさらに短く1,000〜2,000時間程度が目安です。これに対しLED照明は40,000時間以上と長寿命であり、住宅だけでなく工場やオフィスなど長時間照明を使う施設でも導入が進んでいます。
ただし、設置環境や使用状況によって寿命は前後するため、定期点検は欠かせません。電気工事士による安全確認を行いながら、照明設備の更新計画を立てることが推奨されます。
■まとめ
照明設備工事は、住宅やオフィス、工場など建物内で安全かつ快適に照明を利用するために欠かせない電気工事です。照明器具の設置や配線作業、間接照明工事など、その仕事内容は多岐にわたり、新築・改修・LED交換といった工事の種類ごとに施工方法も異なります。
工事の流れとしては、現地調査と設計から始まり、施工、そして完了検査へと進みます。各工程では電気工事士の資格を持つ技術者が対応し、電力供給の安定と安全性を確保することが求められます。
また、照明設備には耐用年数があり、蛍光灯や白熱灯は比較的短寿命であるのに対し、LEDは長寿命で省エネ性に優れています。定期的な点検や計画的な交換を行うことで、トラブルを防ぎ、快適な照明環境を維持できます。そして何より大切なのは、信頼できる工事業者を選ぶことです。資格保有者の在籍、実績、見積もりの明確さ、アフターサポートの有無などを確認することで、安心して工事を任せられます。
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